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日本人の多くは
がん、心臓病、脳梗塞
といった3大疾病が注目を集めています。
そんな中、心臓が肥大化するという
病気に関しては種類が多い為、
「寿命が分かりにくい」
と思う方も多いでしょう。
そこで今回は
心臓肥大による余命
を種類別で見ていきたいと思います。
目次
「心臓肥大」の余命の幅は?
心臓が肥大してしまう、
つまり心肥大を起こしてしまったような場合
その人の余命はどれくらいか
聞かれることがあります。
心臓が単に肥大したからと言って、
即それが死因に繋がるかと言えば
そうではありません。
数か月の寿命の方から
数十年の寿命の方まで
広い症状に分かれているのが実情です。
どんな症状が寿命に影響を及ぼしているのか
早速見ていきましょう。
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「心臓肥大」の種類別の余命は?
多くの場合、心肥大の原因となった
「原因疾患」により余命が決まる
ことが多いです。
原因疾患がどういうものがあるか
紹介していきます。
①高血圧症
心肥大と言われる方は、
概ね高血圧症の方が大多数です。
この高血圧症もそれ自体が
死因とならず、
- 脳血管障害
- 腎機能
- 臓器不全
肝機能等含む
が死因となります。
◇高血圧症による寿命
- 35歳前後
- 45歳前後
- 55歳前後
寿命:25年
寿命:20年
寿命:17年
②左心室肥大
左心室肥大が心肥大の大半を占めます。
心臓から送り出す血液量を維持する為には、
ポンプ機能が強くなくてはなりません。
動脈血管が狭まり、血圧が上昇する場合
心臓(血液ポンプ)機能が自然と
強化されてしまいます。
しかし心肥大を含んだ状況だと
動機が苦しくなる症状が出て
1年未満における「突然死」
の可能性が高いです。
この血液を全身循環させるための
「左心室」の収縮能力が高まる現象により
左心室が肥大化し
心臓全体の大きさが増えます。
そのため、隣り合う肺が圧迫を
受けるような画像診断になります。
この画像診断は、
多くはX線で発見されるケースが
多いです。
その時、心臓の大きさと
肺の大きさの比率が心肥大か
否かの診断基準にもなっています。
③甲状腺機能亢進症
また、心肥大にも含まれる病気の一つです。
この甲状腺機能亢進症自体が
甲状腺ホルモンの分泌を阻害し
このホルモンが無くなってしまうと
2.3か月しか生きられない
といったことになります。。
④筋ジストロフィー
さらに重篤で、直接死因に結びつく
疾患として名前が挙がる
筋ジストロフィーは、
全身の筋肉が働かなくなってしまう
原因不明の部分が多い疾患です。
最終的には死に至る疾患になります。
そのため、筋ジストロフィーという
原疾患のために心肥大を
起こしているような方の場合、
余命は進行度合いによって数年単位
になってしまいます。
⑤心臓弁膜症
心臓弁膜症は、
上手く全身循環させるための弁、心房と
心室を隔てる弁の他、
大動脈弁、大静脈弁などの
重要機能を持っている弁があり、
その機能に支障が起こり生じる病気です。
この疾患は先天性、
つまり生まれつきの人が多く
世間を賑わせている心臓移植が多く
採用されています。
成人の場合には、
ブタ・ウシの生体から取った弁
の移植が候補の他
カーボン製機械による人工弁の置換
に挙げられます。
過去の事例として
人工弁に手術した方でも
15年前後の人工弁の寿命
があります。
移植が成功した場合
余命的には数十年にもなる方
も最近は多いです。
どうでしたか。
心臓肥大といっても原因疾患によって
様々な余命に分かれており
生活を見直すことが大切です。
大切な人、身近な人、自身のために
病気の知識を増やしていきましょう。