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人間はふとしたきっかけで自身が思わぬ重病
ここで紹介する心臓弁膜症の場合、
突然の検査などで宣告されることがあります。
息切れが前より激しくなったとか、
胸の動悸が中々おさまらなくなった
もしくは全く無症状の方もいます。
そんな全く予期しなかった重病に類する
「心臓弁膜症の予後・余命」
に関して紹介していきます。
目次
「心臓弁膜症」とは?
心臓弁膜症というのは、
心臓内部にある
バルブ機能と逆流防止機能を兼ね備える
筋肉でできた心臓の弁が
「弁」としての機能を満たさず
異常になる事
を言います。
この心臓の弁があるために、
一定したリズムで心臓は血液を全身に
逆流することなく
定量を送り出すことが出来ます。
また、同様に全身循環してきた血液を
上手に肺へ送り出すことが出来ています。
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「心臓弁膜症」の治療方法は?
先に紹介した心臓にある弁は
膜組織のような形状なので、
「弁膜」と言います。
弁膜の異常はすぐ血液還流に直結し
心臓機能が不全に陥る病気
「心不全」になります。
軽症の場合は日頃の生活や
下記に紹介する薬物療法などで
経過観察し、余命は長く保たれます。
◇薬物療法の種類
- 降圧剤治療
- 利尿薬投与
弁膜症の悪化を防ぐために高血圧を抑える
全身の血流量(正確には体循環水分)を減らす
等があります。
しかし、心臓弁膜症は、
器質的異常の場合になり当てはまるため、
薬物治療では心臓弁膜症そのものを
治癒すことは難しいです。
「心臓弁膜症」の平均余命は?
心臓弁膜症は弁膜置換術といって、
弁膜の移植手術が行われます。
心臓弁膜症自体が致死的な
段階に入る可能性のある患者さんが行います。
この場合、「人工弁」や
ブタ・牛から利用される「生体弁」
なども使用されたりします。
一般的に弁置換形成術を行った患者さんの方が、
置換術を行わなかった人より
余命は「2~5年」長くなる
傾向にあります。
心臓弁膜症の自然治癒などは
ほぼ考えられない事もあり
体力のあるうちに手術を行った方が
予後・余命が良くなることは
間違いないと言えます。
どうでしたか。
直接目に見えることのない心臓の病気。
そんな病気でも今の人智を用いた方法なら
人工物であれ、自然物であれ
余命を伸ばすことは可能です。
どんな状況に陥っても
諦めず治療を進めていくことを
忘れないでくださいね。