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あなたは癌性心膜炎
(がんせいしんまくえん)
という言葉を聞いて「〇〇の病気。」
と答えることができますか。
「癌(がん)」と聞くと
「どんだけ辛い病気なのだろう。。。」
「重い病気に決まってる」
というイメージになりがちで
どんな病気か分からないという人
もいるかと思います。
そこで今回は
「癌性心膜炎とは?余命はどれだけか」
という疑問について紹介していきます。
目次
癌性心膜炎とは?
癌性心膜炎(がんせいしんまくえん)は
「がんがさらに悪化した状態」
のことを意味しています。
悪性腫瘍の状態の患者の約20%に
癌性心膜炎が確認されています。
読んで字のごとく
「癌性をもった心膜炎」
のことですがそもそも
「心膜炎って何?」
という疑問から解決していきましょう。
心膜炎とは?
心臓は筋肉で覆われている器官ですが、
筋肉でできた「心膜」と呼ばれる膜が
2枚あります。
この2枚の
「心臓の筋肉の膜が炎症を起こす症状」
を「心膜炎」と言います。
心膜炎の症状として
心膜の中に入っている
心臓が動くのを助ける液が非常に増え
心臓に痛みなどが現れます。
心膜炎が悪化すると
心臓の機能がうまく働かない状態
主に心臓の血液を送り出すポンプが働かず、
血液をうまく体に循環できなくなる
「心不全」に陥ります。
癌性心膜炎は、
癌の腫瘍がまずこの心臓の膜へ
転移することで発症します。
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癌性心膜炎の症状はつらい?
癌性心膜炎は悪性の腫瘍(しゅよう)が
心膜へ転移してから、
さらに状態が進行した状態です。
癌性心膜炎の症状として
心膜の炎症により発熱が起こり、
通常の発熱と違った
「心臓にチクチクとした痛みが現れる」
のが特徴です。
さらに免疫機能が低下し体が弱くなり
他の感染症に発症しやすくなります。
癌性心膜炎が悪化すると
液が心膜の中に大量に溜まる病気
「心タンポナーデ」が起きます。
血圧低下だけでなく、
意識がなくなったり死亡してしまう
という恐ろしい病気です。
癌性心膜炎の原因は?
癌性心膜炎になる病気としては
- 乳がん
- 食道がん
が挙げられますが
最も発症確率の高い病気は
「肺がん」
です。
近年増加して言われる肺がん患者は
たばこの吸いすぎで発症している
例が良く挙げられます。
本人だけではなく周囲の方の健康にも
影響を与えるたばこは
吸うのは控えた方をお勧めします。
かと言って肺がんに関しては、
喫煙者でなくても発症するがん
でもあります。
癌性心膜炎のリスクを下げるためにも
肺がんの早期発見を目的とした人間ドッグ、
最低でも2年に1回通うことで
早期発見の治療が可能です。
最近何年も人間ドックに
行っていない人は、
これを機会に自分の健康と向き合ってみては。
癌性心膜炎の余命は?
長きにわたり説明してきた
癌性心膜炎寿命ですが、
「発覚から3カ月~4カ月」
可能性が高いです。
最大限できる治療を施して
治らなかった場合の寿命
になるので注意して下さい。
癌の進行がより悪化している場合は
余命がもっと少なくなり
「1カ月~2カ月前後」
となります。
癌は、検診などをこまめに受け、
早めに発見できるかどうかで
治療を含め余命に大きく影響してきます。
誰もが必ずしもかかる病気ではありませんが
いざ自分、家族が重度の病気になるリスクを
少しでも下げる方法は早期発見です。
そのための定期健診を
怠らずに実施していきましょう。