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「心筋梗塞」は「がん」「脳卒中」
と併せて「三大成人病」と称され、
日本人の死因とされる病気の中でも
常に上位を占めています。
怖い病気ですが心臓を検査することで
早期発見、治療につながります。
「心臓を検査することなんてできるの?」
と思う方に紹介したいのが
「心臓エコー(心臓超音波検査)」
です。
手術をしなくても音波で
病気を見つけることが出来るなんて
信じることができますか?
今回はそんな
心臓エコーと、検査に必要な費用
について紹介したいと思います。
目次
「心臓エコー」って何?
通常、人間ドックを受ける場合の
検査項目には心臓を精密に
検査するものがありません。
人間の心臓を検査できる
安全かつ理想的な手段として
2種類の「心臓エコー」があります。
早速見ていきましょう。
①「経胸壁心エコー法」
一般的に用いられる方法で
胸部にヌルヌルしたゼリーを塗り、
そのゼリーの上から超音波を
当てることによって、
心臓の形状をはじめ、その動作
血流等の状況を画像で確認する手法です。
副作用がなく、
安心して受診することができます。
②「経食道心エコー法」
心臓エコーの中でも、
口からエコー端子の管を挿入し、
食道から心臓に通して検査する方法です。
経口で管を入れるために麻酔が施される為、
アレルギーがないことが必要とされ、
検査後痺れ等の副作用の可能性がありますが
「経胸壁心エコー法」よりも、
さらに精密に心臓を検査することが可能です。
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「心臓エコー」の種類別費用は?
「心臓エコー」に要する費用は、
診療報酬で保険点数が定められています。
平成30年度現在の
「経胸壁心エコー法」の保険点数は
「880点」であり、
保険の適用を受けずに受診する場合の費用は
「8,800円」
になります。
したがって、
保険の適用を受けて受診する場合の医療費は、
1割負担の人の場合の費用「880円」
3割負担の人の場合の費用「2,640円」
となります。
なお、「経胸壁心エコー法」の
保険点数は「1,500点」であり、
保険の適用を受けずに受診する場合の費用は
「15,000円」
になります。
したがって、
保険の適用を受けて受診する場合の医療費は、
1割負担の人の場合の費用が「1,500円」
3割負担の人の場合の費用が「4,500円」
となります。
人間ドックでは、「がん」に関しては
- 胸部X線検査
- 喀痰検査
- バリウム検査
- 内視鏡検査
オプション:胃や大腸対象
「脳卒中」に関しては
脳ドックの検査(オプション)
が提示されている場合が一般的ですが、
心臓に関しては、定期健康診断と同じ
心電図検査以外のオプションで
「心臓エコー」が提示されている
ケースはなかなか見かけません。
どうでしたか?
「心筋梗塞」が「三大成人病」の一つ
ということで50歳になったら
「心臓エコー」を推奨する動きもあります。
「急性心筋梗塞」のように突然発症し、
死に至るケースがあることに鑑みると、
1万円にも満たない費用で事前に
「心筋梗塞」のリスクを回避できる
のであれば、決して高い検査費用
ではないですね。
自分の将来、
自分を心配する家族のためにも
リスク削減の活動を進めていきましょう。